一度こじれると修復が難しいのが夫婦関係ですが、その修復のためにかかる時間はどれくらいなのか気になるところです。
しっかりと修復しないと、離婚調停や訴訟に発展することもありますのでそうなる前に夫婦仲の修復に努めることをおすすめします。
法則その1:時間がかかることを大前提として考える
夫婦仲の修復にどれくらい時間がかかるかは、その夫婦の険悪の度合いや関係によっても変化してきます。
離婚寸前までいっている場合には、元の仲の良い状態にまで戻すのは不可能かもしれませんし、ちょっとケンカして1週間口をきいていない程度の仲違いであればすぐに解決するでしょう。
そのため、修復にどれくらい時間がかかるかというのは「1年」や「半年」など数字で表すのは難しいと言えます。
普通の夫婦喧嘩の関係修復であればすぐに改善できると言えますが、離婚寸前にまで発展してしまったほど険悪であるなら、時間をかかるのは当然と考えた方が良いでしょう。
なぜなら、普通のケンカの場合は自分がそれほど悪くないと思っていてもとにかく謝ってその場を取り繕うことはできますが、離婚寸前まで話が発展している場合にはその場しのぎの言い逃れでは通用しないからです。
逆に、とりあえず仲が修復できればいいと自分は納得していないのに相手の言いなりになって夫婦仲を改善しようとすると後々そのしっぺ返しが来るかもしれません。
離婚問題にまで発展している場合の仲たがいは、本音で話さないと解決しません。
本音で話したからと言ってそれでよいというわけではなく、修復に向けて歩み寄っていく気持ちがないと離婚してしまうことも考えられます。
どれくらい時間をかけるか、どのように解決していくかはその夫婦それぞれですので、この先もずっと共に人生を歩んでいきたいと考えているのであればしっかりと本音で、時間をかけて前向きな姿勢で話し合っていくのが良いと言えるでしょう。
法則その2:時間がかかるからと言ってチャンスから逃げない、逃さない
離婚寸前の夫婦仲の修復には、時間をかけて当たり前と前述しましたが、だからといって時間をかけ過ぎてしまうのも問題と言えます。
離婚にまで発展しそうな状態の夫婦仲で話し合いをするのは、お互いにとっても苦痛なことと言えます。
そのため、人によってはつい億劫になって仕事や飲み会、忙しさを理由に先延ばしにしたくなる人もいることでしょう。
話をするチャンスが来ても、今はそんな気分じゃないからとか、まだまだ時間をかけて話し合っても良いからとせっかく話すチャンスが出来たのにそのチャンスから逃げようとしてはいないでしょうか。
時間をかけることは大切ですが、問題を先延ばしにすることとは話が別です。
あなたがそうであっても、相手は早く解決したいと思っているかもしれません。
問題を先送りにするということは、それだけ長く険悪な状態が続くということでそれは同じ空間で暮らす夫婦二人にとってもまたその他の家族にとっても苦しいのではないでしょうか。
時間をかけてとことん話し合っていくことはとても大切ですが、だからと言って問題を先延ばしにしないように気を付けましょう。
法則その3:修復を決してあきらめない
夫婦仲の修復にかなりの時間がかかるということは、終わりのないマラソンをしているようなものと言えます。
いつかは終わるとわかっていても、どれくらい続くのか明日も明後日も1年後もずっと夫婦仲修復のための話し合いがずっと続くのかと思うと嫌気がさしてしまう人もいることでしょう。
そのため、「やっぱり夫婦仲を修復するのは無理なのでは?」と、あきらめモードに入ってしまう人もいると思われます。
確かに、見えないゴールに向かって進んでいくのはつらいと思われますが、その考え方は危険です。
本気で離婚したくないと考えているのであれば、最後まであきらめずに夫婦仲修復ができることを信じて進んでいくしかないのです。
夫婦仲の修復は、自分が頑張ればどうにかなるものでもありません。
相手の協力があって、相手も修復に向けて努力することで初めて改善できるものなのであなた自身があきらめの態度を見せてしまっては相手にもそれが伝わってしまう可能性は高いと言えます。
逆に、自分が修復に向けて努力しているのに相手にその気がないことが分かったら「私が頑張ろうと思っているのに何で?」という気にならないでしょうか。
離婚を回避して夫婦仲を修復したいのであればしっかりと時間をかけて話し合いをするチャンスを逃さないこと、そして諦めないことが夫婦仲修復における重要な法則と言えるのです。