性格の不一致によって夫婦関係がうまくいかずに離婚してしまう夫婦は非常に多いとされており、DVや浮気など決定的な理由がない場合での離婚理由のほとんどは性格不一致が原因とも言われています。
結婚において、性格の不一致は最大の離婚理由となってしまう可能性も考えられますのが、離婚したくないのであれば回避術について考えてみましょう。
どんなに気まずくても小さなことでもしっかりと話し合うこと
そもそも性格の不一致ということは根本的な考え方が異なる可能性が高いと言えます。
自分はAだと思ったことを相手はBだと感じるなど、ちょっとしたすれ違いで「やっぱりこの人とはうまくいかないんだ」と考えてしまいがちです。
そのため、性格の不一致によって離婚したくないと考えている人はしっかりと話し合いをすることが大切と言えます。
しっかりと話し合いをする、と言っても「夫婦であれば普通でしょ?」と思われる人もいるかもしれません。
実は、中には話し合いをして無様な自分をさらけ出したくないから、あるいは気まずくなるからわかったふりをしとけばいいからなど、面倒なことやプライドを気にしてなかなか話し合いをしない夫婦も多いのです。
しかし、そもそも夫婦は他人であり全く同じ人間ではないのですから話し合ってお互いの意見を交換しない限り相手がどんなことを考えているのかというのは全くわからないものです。
話し合いをすると、時には嫌な思いをすることもあります。
言わなくても良いことを言われたり、逆に相手に今まで誤魔化していた重要な部分をさらけ出さなくてはいけなくなり、つらいこともあるかもしれません。
ですが性格の不一致を理由に離婚したくないのであれば、どんな小さいことでもそしてどんなに気まずく話しにくいことでとことん本音で話し合っていくことが重要となってくるのです。
話し合いをしなければ、相手に「やっぱりこの人は性格が合わない」と思われても仕方ありません。
性格が違うからこそ、しっかりと話し合いをして夫婦の絆を毎回確かめていく必要があるのです。
自分を正当化しない
性格が違うということは、あなたが良かれと思ってやっていることも実は相手にとっては迷惑だったということもあります。
もちろんその逆もあると思われますが、親子でもきょうだいでも、この世に自分とすべて同じ人間などいないので食い違ったり間違ってしまうこともあるのは仕方ないことと言えます。
そのため、ケンカにおいても根本的な考え方が違うためになかなか解決に向かわないこともあるでしょう。
特に、相手が自分を認めずに否定的なことばかり言ってくると、ついついこちら側も自分を正当化するようなことばかり言ってしまうことでしょう。
そもそも性格に違いがあるのだから性格の不一致なのでは?という不安があるわけですから、自分を正当化したところで相手には通じないのです。
自分を正当化しようとすると、そういうつもりはなくても相手を否定することになりかねませんので、それが結局性格の不一致によって離婚に発展することにもつながってしまうのでしょう。
離婚したくないのであれば、自分を正当化することはやめましょう。
そして、自分が良かれとしてしまったことが相手にとって迷惑だったとわかったなら素直に謝るのが離婚の回避術の一つと言えるのです。
性格が違うからこそ、うまくいくこともある
性格の不一致が離婚につながることもありますが、逆に性格が違うからこそうまくいくこともあると言えます。
同じようにくよくよ悩みやすい人だと、悩み事があった時にお互いに悩んでしまい解決しないままになってしまいますが、どちらかが一方が「そんなの大丈夫だよ、平気平気!」と笑い飛ばしてくれることで救われることもあるのではないでしょうか。
そもそも男女である以上、生活やそもそもの考え方が違ってしまって当然なのです。
離婚理由に「性格の不一致」を挙げる人は多いですが、実際には性格よりももっと別な部分で問題があるのにその部分には触れたくないからと性格の不一致が原因とごまかしているだけなのかもしれません。
どんなに時間を長く共有したところで、どんなに仲の良いカップルだって、気持ちがわかり合えたと感じるのはほんの一瞬なのです。
違う個性があるからこそ夫婦として成り立っているところもありますので、性格の不一致という言葉に振り回されることなく自分たち夫婦なりに円満に夫婦生活を送ることが出来るように努めていくのが良いのではないでしょうか。